タンポポ

 皆さんは、日本で確認されるタンポポが、国内に元々自生していた「在来種」日本タンポポと、海外からきた「外来種」西洋タンポポに分けられることを知っていますか。
 そして、近年見かけるタンポポの多くは西洋タンポポのようです。
 
 日本タンポポと西洋タンポポの見分け方は、花びらの付け根にある総苞という場所にある総苞片が反り返っているかどうかです。日本タンポポは、総苞片が閉じています。一方西洋タンポポは、総苞片が反り返っています。
 
 西洋タンポポは、人によって持ち込まれ、小さくて軽い種子の特徴をいかして風にのって分布を広げています。そのために、道端や空き地、駐車場や公園、グランドなど新しく開発された環境に生えているタンポポは、西洋タンポポである可能性が高いです。
 一方で、日本タンポポは、昔からあまり環境の変わらない場所で、神社やお寺の境内、田畑、雑木林に残っていることが多いようです。
 
 普段何気なく見ているタンポポですが、たまには、花の裏側を見てみて日本タンポポか西洋タンポポか見てみるのもいいのではないでしょうか。

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